今回のコロナショックで大企業のホワイトカラーが無駄な仕事をしていたことが明らかになりつつあります。 特に、バックオフィスなどの社員が対象になると考えています。 今回は、その理由について解説していきます。
本記事のライター
本記事の内容
✓ なぜテレワークでホワイトカラーが削減されるか?
✓ テレワークは自分の現状を直視できる機会
✓ 必要とされる人材になる考え方
それでは本編に入っていきましょう。
テレワークでホワイトカラーが不要になる理由

結論から言うと、会社の運営に必要な業務を優先して行うスタイルが確立されつつあるからと言えます。
大企業の会社員であれば、すでにお気づきの通り、無駄な働き方が明るみに出つつあるのです。
会社にとって必要な部門とは?〈メーカーの場合〉
必要な部門の例≫≫
- 生産・開発部門
- 営業部門
- 経理・財務等のごく一部のスタッフ社員
個人的には上記の3部門くらいで十分かと思います。
あるに越したことは無いが不要な部門の例≫≫
- 販売戦略
- 販売管理
- 営業企画
- デザイン
- マーケティング
などのバックオフィス・間接部門は極端に言えば不要です。
不足する分は外注して、守秘義務契約を結べば良いのです。
モノを生産して、販売して、売上を作る。後は、お金の透明性が担保されればOKです。
テレワークは不自然に気づけるチャンス

若手社員は出社しないと雑務が減る
実際に私は社内業務が多い方でしたが、出社しなくなったことにより、仕事の8割は減りました。
この背景には・・・
- おじさんたちの雑用減
- 会議減による資料作成減
- 面倒なことは若手に!を回避
大企業の会社員は、雑務で溢れています。
顔を合わせないだけで、頼まれる仕事は格段に減った人も多いでしょう。
言うまでもなく通勤時間ゼロは最高です!
飲み会等の行事が激減
この時期は通常であれば、歓送迎会の時期です。
コロナの影響により、歓送迎会等が中止になりました。
お店を予約したり、会社によっては宴会芸を準備したりする茶番が見事無くなりました。
若手社員からすると、会社の行事が減ることはありがたいのです。
テレワークが浸透して1ヵ月以上経過します。 普通なら、テレワークによる問題点が報道されると思いますが、全く耳にしません。 当初は一過性のものだと思っていましたが、この状況だと益々長引くことが予想されます。
テレワークも実は大変
テレワークも実は大変です。
理由は、日々の成果を見える化して、共有する必要があるからです。
会社にきて何をやっているか分からない人にとって、テレワークは隠しきれません。
誰が働いていないのか?が丸わかりになったことは良いことでしょう。
テレワークでホワイトカラーの必要性は議論されるべき

大企業には管理職が多すぎる
大企業には管理職が複数います。
部長・副部長・部長代理・課長・課長代理など、課長から部長の間にこんなにたくさんいます。
上記に加えて役員もいます。
果たして、本当にこれだけ必要でしょうか?
承認と実務の実行だけなら、こんなに人員は必要ありません。
伝言ゲームを見ていれば分かる通り、人が多くなれば正しい情報は伝わりにくくなります。
仕事のための仕事は必要か?
関係者が多くなると必ず、仕事のための仕事が増えます。
たちが悪いのは、役職者は自分で仕事をしません。
そのつけは全て若手にきます。
面倒くさい仕事は必ず、職位の低いものに指示を出してきます。
一般層も減る時代が来る
管理職のみならず一般層も危険です。
①管理職が減る
②一般層の負担が減る
③一般層も減る
このスパイラルに入ります。
もちろん、順序は管理職から減らされますが、将来的にはもっとスリムな会社が主流となると思います。
リモートワークが進んだ世界とは?

都心のオフィスビルの必要性が減る
テレワークが可能になれば、都心の駅前のオフィスビルに入居する必要はありません。
まして、自社保有で良いテナントに入る思考は論外です。(保有コストが割に合いません)
今はzoomを使えばリアルと変わらないで面談が可能です。
もちろん大企業はそう簡単に変化はしませんが、毎月数千万~数億円の賃料の削減ができれば、柔軟な会社から取り入れていくでしょう。
必要最小限の人がオフィスを利用する形態が今後普及していくでしょう。 現実的には、週2勤務であれば、十分導入できる会社もあるはずです。
優秀な人の給料は上がる
AIが普及することで、業務が可視化されるようになれば、透明性が高い業務評価を実現できるでしょう。
会社員の業務が可視化されると、優秀な人は高給をもらって残れます。
不要な人を排除したら、その分優秀な人には予算を投じることができます。
時間が余る時代になる
冷静に考えれば、労働時間はもう少なくて良いのです。
通信・交通・ITがこれだけ変化したのにも関わらず、労働時間は一向に減りません。それどころか、働き方改革がスタートするまでは、残業が多かった人もいるでしょう。
今の雇用制度は、1950年第頃から続いているため、大きな制度改革が進む予感がしています。
9:00~17:00と言われた労働時間も、今の求人を見ると9:00~18:00が多いように思えます。
業務委託で仕事をする人が増える
テレワークが進むと、アウトソーシングの活用がさらに進むと考えられます。
主要以外の部門は、プロジェクト単位で外注となるでしょう。
契約関係で業務を握ることができれば、働かない社員にお金を払うケースは無くなります。
社会はより合理的になる
- 楽な服装で仕事
- 好きな場所で仕事
- 業務に対する正当な給与
- 無駄なことを減らす仕組み作り
本来、もっと楽をして良いのです。
リモートワークで、精神的に楽な働き方をしてもパフォーマンスを出すことの方が優先度は高いです。
会社に行っていれば良い時代から、本当の意味で実力を出す必要がある時代に突入しつつあります。
社会で必要とされる人になる
テレワークが浸透していくと、今の働き方ではまずいことが分かります。
日々の時間の流れに任せて仕事をしていると気づけないことがあると思います。
大切なのは、会社の中で必要とされる人ではなく、社会で必要とされる人になることです。
自分の視点を高く持つことで、これからの働き方が変わっていくと思います。
テレワークでホワイトカラーが不要になる理由のまとめ

- 会社にとって必要な部門は限られている
- 若手社員は出社しないと雑務が減る
- 大企業の管理職はもっと減って良い
- テレワークは成果を出し続ける仕組み
- 指示系統がスリムになると一般層も削減
- 会社が必要とする人は好待遇の二極化
- OSや外注の増加が予測される
- 社会で必要とされる人になる
激動の時代に生きていますが、今が社会の変革期にいると思います。
社会全体がスローペースになった今、これからの人生について真剣に考えて行きましょう。
今回は、以上です。
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テレワークが浸透し、ホワイトカラーが削減されると話題になっています。
テレワークによってホワイトカラーが削減される理由が知りたいです。