若い世代が会社に憧れなくなった?
先日も、大学生の約半数が終身雇用を望まなくなっていると書かれた記事が話題になりました。
若い世代で、一つの会社に動め続けたい想いは、年々減ってきています。
企業も雇用を守り続けることが難しいのです。
今までのリストラと違い、最高益が出ていても人員整理を進めます。
定年まで勤めたくても勤められない時代に突入してきたと言えるでしょう。
学生から声を聞いてみた
僕自身、就活イベントで延べ数百人の学生と対話をしてきました。
その結果、会社の業務が個人の仕事とマッチしていないことが要因だと分かりました。
具体的には、自分自身のスキルにならないことに疑問を持っていました。
就活生が会社に求めるもの
学生たちは、働くことが嫌いではないのです。
むしろ、個人の経験やスキルを高めることには意欲的な学生の方が多いです。
❶上下関係がないフラットな組織、 ❷縛りすぎるルールがない、 ❸働く場所・時間をコントロール可能 ❹身についたスキルが将来的な独立に繋がる ❺社会的に価値のあることに貢献したい
などの声がたくさんありました。
働く場所を自分で選択でき、ストレスフリーな環境であれば、努力する学生は多いのです。
つまり、本当に時代のニーズを捉えた会社が圧倒的に少ないのが現状です。
若者は非効率なことが嫌い
実際に大企業の若手は、非効率な業務を任せられることが多いでしょう。
一般的に大企業で活躍できるのは30代後半以降です。
一方でYouTuberやインフルエンサー,フリーランスとして20代でも社会で活躍することが目に留まるようになりました。
そのため石の上にも三年など、下積みの無意味さを従来より感じる人が多いのです。
もちろん、YouTuberやフリーランサーに限らず、全ての事業家は影でものすごい努力をしています。
それでも、成果が直接自分に返ってくるところが魅力に映るのでしょう。
不安定に思える収入面も透明性のある公開をする方も実際にたくさんいます。
自分らしく生活をしている人が見えるようになったことが若者の価値観に影響しているのです。
ライフスタイルから人生を選ぶ
今までは、会社員として生涯を終える生き方がスタンダードな価値観であったと言えます。
しかし、これだけ職種や働き方が多様になると、それぞれの想いにあった働き方を個人で選択する力が求められます。
逆に言うと、自分自身の心に正直になって選択する力がないと進む道が分からなくなる時代でもあります。
自分の直感やセンスを生かす
最終的には、自分の直感とセンスで行動するしかないのです。
自分自身がやってみたいことに素直に挑戦してみると、少しずつ「心の本音」が見えてきます。
そのときに、同じ方向性を向いた仲間やメンターがいることで、より楽しく生きていけると思うのです。
ですからさらに楽しいことをして、新しい仕事を生み出して良いのです。
人生は色々と挑戦した方が面白く思い出もたくさん残ります。
自分の才能を生かした働き方を実践していきましょう。