海外不動産を見ていくときに、押さえておきたい重要な指標があります。
海外不動産を見るうえで重要な指標
- 平均年齢
- 経済成長率
- 不動産の開発業者
この3つです。
今日は、海外不動産の中でもフィリピンをモデルに説明します。
平均年齢のデータについて
平均年齢が重要な理由は、その国の今後の国力を確認するためです。
フィリピンの平均年齢は25歳程度なので、2062年までは、人口ボーナス期が続くことが見込まれています。(※ジェトロ資料より)
日本のような超高齢化社会を迎えている国は、衰退する見方ができます。
一方、世界的にみると東京の都心の物件は、ニューヨーク・ロンドンと比較するとまだ手を出しやすい価格です。
マクロな視点で見ると、日本には投資するなという声が多いですが、不動産はそう簡単に言い切れるものではないのです。
具体的には、契約相手は1組見つかれば良いからです。
決して高齢化社会が進んでいる国に投資することがダメではないのです。
高齢社会の国に投資する時は、需要が見込めるエリアと、活用法+個人の事情によって合わせれば良いと思います。
一等地に不動産を保有している人は高確率で豊かです。
手に入れた背景もそれぞれですが、不動産は豊かになるための有効な手段であることは間違いありません。
どこの豊かな人はいるのでその層の人たちが納得するレベルの物件を持つことをおすすめします。
経済成長率の伸び率について
フィリピンの経済成長は、年約6%程度で成長しています。
国全体として伸びている点は+の評価ができます。
※ユーロモニターの資料がわかりやすいので、貼っておきます。
平均所得も2000年から2017年の間に中間層を中心に伸びています。
つまり、不動産を買える人が国内に増えているということです。
物価の安いフィリピンで35,000USDを稼いでいる人も3%います。(年収約350万)
具体的には、この3%の人が手にしたい不動産を選んでいくのが正攻法と言えます。
日本円の物件価格に直すと800万円~の1BR以上の物件が現実的な数字となるでしょう。
資金に余裕がある人は、2BR以上の物件を見ても良いと思います。
不動産の開発業者

フィリピンの不動産は完成前に販売開始されるのが普通です。
通称:プレビルドと呼びます。
マカティの中心地では、価格の高騰が進んでいるため、高すぎるものの購入はおすすめしません。
相場観の見極めは難しいので、理解のあるエージェントをパートナーにすることをおすすめします。
代理店は外国人枠として、紹介できる物件に限りがあります。
良い物件を紹介してもらえるような関係性を築くことが大切です。
日本もそうですがフィリピンの不動産は、開発業者がどこなのか ?がとても大切になります。
経済成長をしているとは言え情勢は安定はしていないので、何が起こるかはわかりません。
トラブルが起きたときも、日本のように適切に対処してくれる可能性は低いでしょう。
それゆえ、大手の開発業者から販売されるものを選ぶことは、リスク回避、ブランド力の面からもおすすめできます。
投資は自己責任ですが、海外不動産をみて行くことはとても面白いです。
不動産に投資するときは海外も視野に入れると良いですよ。