定年の歴史と個人の対策

今回は、定年の歴史と個人の対策というテーマで書いていきます。

 

本記事のライター

 

70歳まで働きたいですか?

70歳まで就業機会を確保することを企業の努力義務として閣議決定。

事実上の定年延長で、年金がさらに後倒しされていく印象です。

〈読売新聞記事〉
70歳まで就業 企業の努力義務 閣議決定!!

定年の歴史

定年の歴史

1976年 定年が55歳(努力義務⇒義務化)

2000年 定年が65歳(努力義務⇒2025年 義務化)

2020年 定年が70歳(努力義務⇒…恐らく義務化)

この数十年で定年退職が 15年伸びています。

本来なら悠々自適な年金暮らしできると思っていた人もいるはず。。

50代の会社員は、フルマラソンを完走間近で延ばされる感じです。

さすがに、50年間働くのはしんどいでしょう。

特に若者は、自分自身のキャリアを考えたときに「本音」を大切にした方が良いですね。

 

老人が老人を支える仕組み

長く働いてもらうことは国の負担が軽くなるので、政府はできる限り雇用延長を企業に求めます。

・医療費が3割負担(現役並みの収入)
・年金支給後倒し

若手ばかりに負担を背負わせるわけではなく、平準化しようとしているのでしょう。

 

年齢差による弊害

  • 会話→もはや言語が異なるレベル
  • ビジネス感覚→鈍くなる
  • 健康・体力面の差→若年層への負荷

年配者を敬うことは大切ですが、ビジネス上は弊害もあります。

ビジネスの世界はスピードが命です。

高校生・大学生のスマホ使いはヤバいです。

仕事で考えたら処理能力抜群です。

本当にしんどいのは40~50歳くらいでしょう。

若者は時間も体力もあるので対策可能です。

 

「健康」であることは必須要件

しかし、70歳付近の人で 健康に全く不安の無い人などほとんどいません。

何かしら身体に不安を抱えている人と働くことになります。

自分が出勤することで「介護」と思われない体作りが大切です。

仕事もついていけなく、体力的にもついていけないとなると、最後がちょっと寂しく感じそうでそれも悲しいですね。

 

上の世代が作ったルールを疑う

常識を疑った方が良いです。

上の世代が「正しい」と思ってきたモデルが全く通用しなくなっています。

スマホの扱い方すら分からない人の考え方で、生き残れるほど甘い時代ではありません。

たいていの職場のルールは「古すぎます」

歴史を重んじることと、新しいものを受け入れることは別軸で捉える感覚が必要です。

現在は、過去の経験よりも Google に聞いた方が早く役立つことも多いです。

 

企業は収入についての施策を導入

70歳まで雇用が進むと様々なパターンが考えられます。

固定費削減
(中高年を一斉にリストラ)

60歳以上は超低賃金
(ピーク時の70%減とか?)

❸20代の給料↓ 60以降そこそこ
(バランス型)

現実は雇いたくでも雇えない企業が出てきます。

大企業は50代に入ると役職が無くなり年収が下がります。

60代以降は業務委託・嘱託・契約社員で雇用されここでも下がります。

間違いなく20代・30代の給料は上がりにくい構造です。

圧倒的に収益が出せる会社をのぞき上記の3パターン内で調整すると見ています。

 

新たなサービスの誕生が若手優位の時代を作る

今後も新しいサービスはどんどん誕生します。

【新しいこと=不安】 よりも

【新しいこと=面白い】 にアンテナを立てていきましょう。

ITはいつの時代も若手の味方です。

高齢者は変化に弱いです。

自分たちの進めやすいようにビジネスを作ることが大切です。

どの世代も若者から学び続ける思考を持たないと、労働市場から淘汰されていきます。

 

何も考えないと取り残される

何も考えないと気づいたたら取り残される時代です。

50年の戦略とは言わないまでも長期的な視点を持ちましょう。

国の政策に不満を感じて生きるのか、自分が納得した道を選ぶかは自分次第です。

 

資産作りは必須

年金を含む社会保障が弱くなる中で、個人の資産作りは必須です。

体をケアしても、病気のリスクと体力の低下は避けられません。

仕組みを作って収入を獲得する思考を持ちましょう。

❶固定費を減らす⇒ムダの排除
❷会社の給料UP⇒時給換算
❸副業をする⇒仕組化する
❹投資をする⇒資産拡大

この順番の4本建てがおすすめです。

日本人は、投資が苦手と言われていますが、実は親・祖父世代は貯金という「投資」で上手くいっていました。

詳しくはコチラを見てください。

貯金最強時代の日本

特に❸の副業は「仕組化」です。
成果を出すと、❹資産拡大のスピードが速くなります。

 

全ての人が会社を独立する必要はない

僕は、事業を作って全員が起業家になる必要はないと思っています。

1つの会社に勤める考えもアリだと思います。

ですが、副業・資産化は計画的に準備した方が良いです。

60歳になったときの選択肢を増やすことは安心感にも繋がるでしょう。

会社でのキャリアを積みつつ、全てバランスよく仕上げていくことが大切です。

 

個人の対策のまとめ

社会の方向性が見える中で、個人としてどう生きていくのか?が明確に問われていると思います。

人と一緒のペースでいたら、将来苦労することは目に見えています。

❶固定費を減らす⇒ムダの排除
❷会社の給料UP⇒時給換算
❸副業をする⇒仕組化する
❹投資をする⇒資産拡大

まずは、できることからスタートして自分に不足する情報から入手していきましょう。

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