今回は、会社の業績悪化によって会社員が受ける4つの影響というテーマで書いていきます。
本記事のライター
業績悪化による会社員への影響
【結論】はこの4つです!
②残業で稼げなくなる ③業績の回復は不透明 ④リストラや事業売却の可能性
それでは順を追って説明します。
①賞与が大幅に下がる
書かなくても分かりますが、念のためです。
ちなみに、大企業の賞与ってどれくらいかご存知ですか?
大前提として、賞与は業績が安定していれば基準額を支給されます。
一般的に上場企業の平均が4~5ヵ月程度です。(優良企業であれば6ヵ月程度)
意外ともらってる印象かもですが、ここから税金が引かれます。
東洋経済:ボーナスの多い トップ100社
(※ランキングに入ってなくて高給な会社も多々あります。)
業績悪化すると賞与が20%~30%カットされることも少なくありません。
賞与は業績に連動するので、出なくても文句は言えないのです。
そういう意味では、月給が高い方が個人的には好きです。
②残業で稼げなくなる
特に若い人は注意です。
残業代って普段意識してないかもですが、20代で収入が高い人は高確率で残業で稼いでます。
業績が悪化すると、企業は残業削減指示を出します。
そうすると、一気に下がります。
例えばこんな感じです。
〈残業 10時間〉→3万円
〈残業45時間〉→13.5万円
差額 10.5万 ダウンです。
月に10万減るとか大ダメージですね。
年収は126万円ダウンです。
さらに業務量を減らし、成果を残す雰囲気は従業員にプレッシャーがかかりますね。
残業代で稼ぐ思考は、成果主義ではなく「拘束時間主義」です。
管理職になると残業手当はなくなりますし、若いうちから残業代に依存するワークスタイルは控えましょう。
③業績の回復は不透明
企業規模が大きいデメリットは、一度業績が悪くなると負のスパイラルに陥ることです。
もはや、個人の努力でもどうにもできないレベルです。
個人の努力が業績の回復に繋が不明だと、モチベーションも保てなくないですか?
業績が悪い=個人の生活が不安定 という図式です。
不確定なことが重なると、やりたいことを躊躇してしまいます。
業績悪化は見通し不透明なのでリスクですね。
乗る船が大きすぎると、沈没するときも一瞬です。
会社で努力すること=人生の担保には繋がっていないのです。
自分の人生を安心して過ごすには、個人の畑(自分のビジネス)を耕しておくことが大切です。
④リストラや事業売却の可能性
大企業が負のスパイラルから抜けるには、大規模な改革が必要です。
一番手っ取り早いのは、人員整理(リストラ)です。
グループで 10 万人を超える企業は、1万人以上のリストラを実行することも実際にあります。
10人に1人の可能性です。
ちなみに、会社を売ることも企業では考えるのです。
例えば、グループ会社のやや不要部門を売ったりとかです。
他にもメーカーであれば工場の閉鎖などです。
所有資産は売却、経費削減指示も出ます。
若い人のリストラは無いですが45歳以上の人は注意です。
45歳でも自分の市場価値が高ければ転職は可能です。
年齢で転職ができないのではなく、「能力不足」だから仕事が見つからないのです。
いつでも求められる自分でいましょう。
大手企業は、最後は会社は守りますが社員は守りません。 守りたくても守れないのが現実です。 会社は企業の存続には全てをかけますが、従業員の生活は保障しません。 会社の仕事もやりつつまずは、自分が生き残ることから考えましょう。
❶自分の市場価値を知っておく ❷いつでも転職できるように情報をとる ❸数字で示せる実績を積む ❹会社以外での収入源を確保する ❺6ヵ月~1年程度の生活費は常に確保する
以上、今回は会社の業績が悪くなったら受ける影響について書きました。
会社は生き残りをかけるとシビアな戦略に走ります。
企業(ブランド)は残しても、従業員は残しません。
企業存続が第一優先なので、最後は非情な手段をとります。
準備できるときから動き出しましょうね。