このような疑問に回答します。

リフォームとリノベーションの違い
マンションのリフォームという言葉は耳にしたことがあると思います。リフォームは、壁紙・床・古くなった設備を部分的に変えて現状を保つレベルを指します。一方、リノベーションとは、既存の設備や壁紙をほとんど撤去し、新たに作り替えることを指します。
部分的な補修=リフォーム
全面的に作り替える=リノベーション と考えてもらえば整理がしやすいです。
リノべーションマンションのメリット
②内装は新築並み
③良い立地のものが購入できる
上記がメリットです。今でも都内の一等地にあるビンテージマンションは値崩れしない物件も多数あります。外観がアンティークな雰囲気で内装が現代風にアレンジしてあるのも個性があって面白味があります。
❷築年数、室内も汚く一般の人に買い手がつかない
❸売主は早期売却をしたい(現金化したいなど)
❹相場より安い価格で、不動産業者が買い取る
❺リノベーションをして、再度一般の方向けに売る
こんな流れになっております。逆に言えば、業者価格で買うことはできなくても、上手く交渉できれば一般の方でも割安で購入できる可能性があります。❺で買うのではなく❷のところで、買うことも1つの方法です。
リノベーションという技術は優れているのですが、
内装がきれいなだけで、実は注意すべき点もあるのです。
②屋根・外壁などの補修が不十分
③本体価値よりも高く売り出されているケース
④既存の法律に適合していない建物かもしれない
⑤将来的な売却が難しい
建物の補修状況の判断となるとさすがに素人では難しく、専門的に判断できる人の力が必要です。
リノベーション業者のビジネス
専門の買取業者が、リフォームをして一般人に再販売するビジネス
1)一般の人から業者が仕入れている。→安く仕入れて、高く売る業界の慣習がある。
2)仕入れ値に業者の利益がのっかっている。→利益が乗るのは良いけれど、適切な価格かは別の話。
建物本体の修繕にお金がかかる。ある程度自分が住んだら手放しにくい→再販売が難しい
く法的な問題>
1981年以前の「旧耐震」 基準→耐震診断すらしていない場合も。
(建築確認済証の交付日が1981年6月1日以降であれば新耐震基準)アスべストの含有→調査をしていない場合、含有している可能性もあり。
このように、見た目がきれいなら大丈夫などと思わず本質を見抜いて物件を選びましょう。安いものを手に入れてしますと、 高い代償となって返ってきてしまいます。
賃借と違い「所有者」になるので、 可能な限りリスクの少ない物件を手に入れましょう。
リノベーション物件の購入もメリット・デメリットをしっかり理解したうえで不動産を選んでいきましょう。上記注意点を確認すれば、リノベーション物件でも外れのないものを手に入れられると思います。
今回は、以上です。